よくいただくご質問
米づくりのこと

稲の穂は、出る前から見ることができるのですか?

榎本庄太

はい、出穂前でも茎を割ることで中の穂を見ることができます。穂の長さや米粒の形成具合を確認することで、出穂の時期や今後の管理の判断材料になります。

1分で解説

榎本庄太

稲は、穂が外に出る前から茎の中で少しずつ育っています。

今回、「なつひめ」の茎を割って確認すると、約20cmまで成長した穂と、すでに米粒の形が分かる状態になっていました。

この状態を確認することで、

  • 出穂まであと何日くらいか
  • 追肥のタイミング
  • 今後の水管理

などを判断できます。

今回は、「水曜日くらいには穂が出そう」と予測し、その前日に2回目の追肥を行う予定です。

出穂直前の「なつひめ」。茎を割ってみると、

今日は7月5日です。ここは、新潟県が新しく開発した極早生(ごくわせ)品種「なつひめ」の田んぼです。

「なつひめ」は8月下旬には収穫が始まる品種で、収穫時期を分散できることから栽培しています。

今日は、この田んぼから茎を1本抜いてきました。茎がふくらみ始めているので、中で穂がどこまで育っているのか確認してみようと思います。

私はこの時期になると、こまめに茎の中を確認しています。ある程度どこまで育っているかは予想できますが、実際に見て確認することで、その後の管理の判断がしやすくなります。

それでは、カッターナイフで茎を開いてみます。

中を見ていくと・・・ほら、穂が見えてきました。

中には20cmまで育った穂がありました。

まだ完全ではありませんが、米粒の形も少し分かるくらいまで育っています。穂の長さは、およそ20cmほどです。ここまで育っていれば、今日が日曜日なので、水曜日くらいには穂が外へ出てくるのではないかと考えています。そのため、穂をしっかり育てるために、明日は2回目の追肥を行う予定です。

稲は、この時期になると茎の中で穂が少しずつ上へ伸びていき、やがて外へ出穂します。今年の「なつひめ」は、想像していたとおり順調に生育が進んでいて、やはりかなり早い品種だと感じています。これからは、この成長スピードに合わせて、水管理や追肥などの作業も進めていきたいと思います。


榎本庄太の判断

出穂が近づくと、私は葉の色や草丈だけでは判断しません。実際に茎を割り、中で穂がどこまで育っているかを確認します。

穂の長さや米粒の形成具合を見ることで、

「あと何日で出穂するのか」

「追肥はいつ行うべきか」

といった判断ができます。

田んぼの様子を外から眺めるだけでは分からないことも、茎の中を確認することで次の作業につなげています。

他のご質問も見る

米づくりのことに関する
他のご質問も見る

今年のお米